先日、相模原で開催されたキャンピングカーフェアに行って、軽キャンパーに的を絞って見学してきました。
軽キャンパーにはキャブコンタイプとバンコンタイプの2種類があり、居住性を高めるためにポップアップ式ルーフを取付けたモデルがあります。
軽キャンパーは税金や高速代などの維持費はあまり掛からず、小回りが効き運転しやすく、さらに求めやすい価格なので、若い世代の夫婦からシニア夫婦まで人気が大変高いです。
今回は3種類の軽キャンパーのバンコンタイプで、ポップアップ式モデルを選び、快適性、装備やオプション、電装、コストについて比べてみます。
軽キャンパーに興味がある読者さんにお役に立てば幸いです。
N-VAN コンポ(HOT Package)
N-VAN コンポのビルダーは名古屋に本社があるホワイトハウスさんです。
1988年設立にしたキャンピングカーの老舗で、企画・開発から設計・デザイン、製造までを一貫して行っています。
ホンダとディーラー契約をしたことから、ホンダ車両をベースにキャンピングカーを開発・販売を開始し、様々なホンダ製のキャンピングカーを作り続けています。
N-VAN コンポのセールスポイントは大人2名が快適に寝られるフラットベットや、電子レンジなどが搭載可能となる内装キットがオプションで用意されています。
N-VAN コンポ(HOT Package)の諸元
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 2,000mm
就寝人員 4名
(大人2人/子供2人)
1Fベット
2,140mm×1,150mm
2Fベット
1,800mm×1,020mm
1Fベットの長さが2mを超えていて、長身の方にお勧めです。
また、ポップアップの生地が厚く丈夫に仕上がっているのが良いです。
N-VANコンポ(HOT Package)の装備
標準装備・オプション別
冷蔵庫 オプション(85,800円:税込)
電子レンジ オプション(96,800円:税込)
FFヒーター 標準装備
ギャレー 標準装備
カーテン 標準装備
サイドオーニング オプション(140,800円:税込)
サイクルキャリア オプション(97,900円:税込)
FFヒーター、ギャレー、カーテンが標準装備なのが魅力です。
N-VAN コンポ(HOT Package)の電装
電装系標準装備は42Aディープサイクルのサブバッテリー1個、走行充電式です。
外部電源100Vチャージ&室内ACコンセントをオプション(140,800円:税込)で取付可能。
ソーラーパネル100Wをオプション(209,000円:税込)で取り付け可能です。
少し気になる点はサブバッテリーの容量が少なく、もしソーラーパネルをオプションで取り付けても発電を効率的に蓄えられないのが残念だと思います。
N-VANコンポ(HOT Package)のコスト
4WDターボの標準価格は3,423,200円です。
上で述べたN-VANコンポの装備の内、標準装備以外のオプション総額は、771,100円です。
その他に検査、税金等の諸費用として約160,000円程度かかります。
総額は4,354,300円となります。
コストは一番高い結果となりましたが、他車にない装備が充実しています。
オフタイムトラベラー2
オフタイムトラベラー2のビルダーは島根県に本社があるスマイルファクトリーさんです。キャンピングカーの製造販売、RV・4WD車の各種チューニング、中古車販売・車検整備(認定工場)を行い、バンティクさんの取扱店でもあります。
オフタイムトラベラー2のセールスポイントは横開きのポップアップルーフを展開し、大幅に居住空間をアップしたことです。大人2名が快適に寝られるルーフベットが誕生しました。
オフタイムトラベラー2の諸元
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,850mm
就寝人員 4名
1Fベット
1,800mm×1,200mm 高さ1,000mm
2Fベット
1,800mm×1,070mm 高さ1,000mm
1F、2Fのベットの高さが1m確保されており、3台のうちベットの幅は一番大きく居住性に優れている。
オフタイムトラベラー2の装備
標準装備・オプション別
冷蔵庫 なし
電子レンジ なし
FFヒーター オプション(217,800円:税込)
ギャレー なし
カーテン オプション(84,700円:税込)
サイドオーニング オプション(82,500円:税込)
サイクルキャリア なし
ギャレーが取り付けてないので、室内での歯磨きや食器洗いができないのが残念ですが、その反面にベット幅が広くとれています。
オフタイムトラベラー2の電装
電装系標準装備は70Aリチウムイオンのサブバッテリー、走行充電式です。
外部電源100Vチャージは装備されてなく、オプションでもありません。
オプションでソーラーパネル175Wの取り付けとサブバッテリーを100Aに増設(165,000円:税込)できます。
3台の内サブバッテリー容量が大きく、しかもリチウムイオンバッテリー採用しており充実した電装となっています。
オフタイムトラベラー2のコスト
4WD5AGSの標準価格は3,665,827円です。
上で述べたオフタイムトラベラー2の装備の内、オプション総額は、332,200円です。
その他に検査、税金等の諸費用として約160,000円程度かかります。
総額は4,158,027円となります。
家電類のオプションが少ないので、コストパフォーマンスが優れた結果となりました。
給電くん
給電くんのビルダーは本社が神奈川県藤沢市にあるオートワンさんです。
軽自動車に特化したキャンピングカーの生産、販売をしています。
給電くんのセールポイントは4人乗り4人就寝を実現し、軽自動車とは思えない居住空間を確保したことです。 折りたたみ式のギャレーを採用したり、給水タンクを床下に取り付けたりして就寝スペースを確保しています。
給電くんの諸元
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,980mm
就寝人員 4名
1Fベット
1,800mm×1,200mm
2Fベット
1,850mm×1,100mm
下部架装幅を必要最小限にすることにより1.2mのベット幅を確保しています。
給電くんの装備
標準装備・オプション別
冷蔵庫 なし
電子レンジ オプション (41,800円:税込)
FFヒーター オプション(198,000円:税込)
ギャレー オプション(110,000円:税込)
カーテン オプション (95,700円:税込)
サイドオーニング オプション(147,400円:税込)
サイクルキャリア なし
掲載した装備がすべてオプションなので、価格が割高になってしまいます。
給電くんの電装
電装系標準装備は55Aディープサイクルのサブバッテリー、走行充電式、ソーラーパネル40W、インバーター700Wです。
オプションでソーラーパネル100Wの取り付けとサブバッテリーを100Aに増設(230,450円:税込)できます。
インバーター2000Wに変更するオプション(71,500円:税込)があります。
外部電源入出力コンセントは標準装備となっています。
給電くんは名前の通り、電装は優れています。しかしながら、サブバッテリーがリチウムイオンを採用していないのが残念です。
給電くんのコスト
4WD5AGSの標準価格は3,075,050円です。
上で述べた給電くんの装備の内、オプション総額は、894,850円です。
その他に検査、税金等の諸費用として約160,000円程度かかります。
総額は4,289,900円となります。
コストは中位となる結果になりました。
まとめ
軽キャンパー3台を比べて分かったことは、快適性、装備、オプションについては3台とも大差はないということです。
電装についてはオプションでありますが、リチウムイオンバッテリー100A、ソーラーパネル175Wに強化ができるオフタイムトラベラー2が群を抜いています。
電子レンジや冷蔵庫のオプションは用意されていませんが、電気容量が十分ありますのでご自分で家電類を装備して活用可能です。
キャンピングカーを選ぶに当たって、個人的な好みがあると思いますので、一概にはどれが良いかと言えません。
それを押して、これらの軽キャンパーの内から選ぶとしたら、おとっつあんはN-VAN コンポが一押しです。
なぜなら、オプションが豊富で自分好みのキャンピングカーのレイアウトが選べるの点がオススメです。但し、コストは高価ですが。
読者さんはどう思いますか。
最後までこの記事を読んでいただきありがとうございました。
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